分析と妄想

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Ⅴ 法王/教皇 :タロットカード 大アルカナの女オタ的解釈

はじめに

5は和訳がデッキでぶれる。法王だったり教皇だったり。意味としてはたぶん同じなんだけど、法王とすると王っぽくなっちゃうし教皇だと女教皇とのバランスがなんかあれ、なのかもしれない。

個人的に好きな大アルカナ。

 

法王とは教えを広める存在、女教皇よりも外

彼は宗教面での最高権力者であって、皇帝のように統治する存在ではない。

神の教えや知恵を広めることが彼の役割で、キーワードとして教育とか教師とか育成とか、そういうニュアンスになることが多い。のちに隠者という賢者っぽいカードも出てくるのだけど、彼は閉じこもって研究探求する存在で、教皇はその反対。図柄にも弟子が左右に並んでいる。

わたしはこのアルカナのことをロースおじさんと呼んでいて、ロースおじさんが誰かというとこういうブログを長いこと運営していた豚。今は媒体うつしてあまり更新されていないのが悲しい。

ロースおじさんは深い知識と知見で読み手の人生相談にのってくれる存在で、あっこれアルカナの教皇だわ、わかる、と勝手に腑に落ちたりしていた。

ロースおじさんこと教皇は説得力のある答えと考え方を教えてくれるカリスマ的存在で、逆位置だとカルトの教祖みたいな意味にもなる。(逆位置にはおいおいふれるけども、長所となる要素がやりすぎになっている状態として扱うことが多い。女帝だと過干渉の母親とか皇帝だと頑固な暴君とか)

 図像から見る法王

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図案を見ていこう。

中央の教皇と左右の弟子、これはキリスト教の三位一体を示すらしくて、手に持ってる少し変わった十字架もそれ。2つの柱は女教皇とおなじ、でも女教皇は書を手にしていたけど彼は本を持っていない、彼は鍵の先にアクセスできる唯一の存在なのである。

手前の弟子より少し大きめに教皇が描かれているのは、当時遠近法があまり厳密ではなかったというのもあるけど、重要で偉大な人物は大きめに描く傾向があったとか。キルラキル蒲郡先輩みたいだね。演出ででかさが変わる。

弟子それぞれの服装は魔術師でも出てきた赤い薔薇と百合で、人間の欲望と理性。足元の鍵は法王だけがあけられるものの暗喩、らしい。女帝までは神の領域の存在で、4の皇帝からはどんだけ権力があろうとも人間、という線引きがあるんだとか。やっぱり女教皇は擬人化かな?

実際的なところの統治と支配をする皇帝と違い、精神面で導き、ひっぱる存在の法王、というかんじ。

占いで出てくるときは教育や師弟関係、逆位置だとカルトとかパワハラ的師弟関係とかわけわからん上司/教師みたいなかんじ。

まとめと予告

智恵を広める法王の次は、6の恋人達。